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旅と絵本とデザインと

『旅・絵本・デザイン』というキーワードに心弾み、
行ってきました世田谷文学館

ある時は雑誌のアート・ディレクター、ある時は絵本作家と
多彩な創作活動をしていらっしゃった堀内誠一さん。

この展覧会では幼少期から晩年までの足跡、
『旅』『絵本』『デザイン』 と3つに分けて作品が紹介されているのだけど
とにかく溜め息連発の素晴らしさだった


だいたい天才というものは、ちっちゃい頃から既に出来上がっている。
それに努力がプラスされ天才の花は開くのだけれど、
もう、幼少期の堀内さんがちょちょっと書いた落書きのハイレベルといったら!
手塚治虫さんが幼少期に書いた絵を見た時もド肝を抜かれたが
堀内さんも十分にド肝でした。

14歳で新宿伊勢丹の宣伝課に入社しているのもド肝でした。


そして、数々のロゴデザイン!
『anan』や『BRUTUS』、懐かしの『Olive』も
えっ!コレも?というくらいに、
お馴染みの雑誌ロゴをデザインしていたのに驚き。
筆記体で書かれた『Olive』は、タイトルロゴの i の点が○になっているのだけど
それはフランスの女の子の手書き文字がヒントだったんだって!
なんてかわいらしい秘話。

絵本もホント素晴らしくって
『ぐるんぱのようちえん』は、ぜひ読んで頂きたい!
イラストとエッセイで綴られた旅の案内も緻密で鮮やか。
臨場感に溢れたその作品を見ていると、旅に出たくなります

あぁぁ~語りきれぬ、溢れる才能!!


最後に堀内さんの名言を。

『視覚の記憶の強い人は王者である。世界を目で知る人は幸せである。』
この名言を残した堀内さんの人生を物語るに十分な展覧会でした。

残念ながら、9/6までなのですが
展覧会以外でもぜひ作品に触れてほしいです。


ではでは、よい週末を

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