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『レオ・レオニ 絵本の仕事』展

ずーーっと行きたかった展覧会、『レオ・レオニ 絵本の仕事』
@渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムに
開催期間滑り込みセーフで行ってきました。

小学校の教科書にも載っている『スイミー』で有名なレオ・レオニ。
イラストレーター、グラフィックデザイナーなど、
驚くべきキャリアの基盤があったからこその素晴らしい技法の数々。
水彩、油彩、コラージュなど多種多様の技法を駆使して描かれた作品は、
美しくて優しくて温かい。
原画ならではの鮮やかな世界観に、ただただ感激、脱帽。
立体感を持って、登場人物が飛び出してきそうだ。

そしてレオさん、49歳で絵本の世界に足を踏み入れたというから、
これまた驚き。
汽車で旅行中、愛する孫が車内で退屈しないようにと
雑誌を切り抜きながら即行でお話を作ったことがきっかけだったそうで、
どこまでもスゴイお方である。
私の父が、可愛い孫のためにそんなことできるかっつったら、ありえない。
父の描く謎のおじさんや、まきぐそに喜ぶ甥っ子ちゃんが不憫でならない笑。

そしてレオさん、幼少期に、枝や土を運んでオリジナルの箱庭を作っていて、
その中で虫や小さな動物を飼っていたというから、
もうその時点で独自の世界観確立、才能爆発である。
そこで培った生き物への愛が、
絵本のストーリーにつながっているんだなぁ。
ねずみや尺取り虫など、小さな主人公が自分らしく生きることがテーマの
温かいストーリーが多いのにも納得。
だけれども、シュールなものも多々あって、奥深いのです。
さすが『色の魔術師』と呼ばれるだけあって、
私たちをひょいっと美しい空想の世界に連れて行ってくれる。
本当に本当に行ってよかった!


高速で走るワニ。
お姉ちゃんは触りたい!
追う、追う!
分かるよ~、その気持ち。

みんな大好き、レオ・レオニの絵本。
微笑ましいワンシーンでした。


8/4(日)までですが、とってもオススメの展覧会です♪
この夏、レオ・レオニの絵本を改めて読みなおしたいです。

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